速報!  
  フォトアルバムはこちら          
 
 

レース当日は雲ひとつない晴天。これからクライムアップするハレアカラの山容がスタート地点のパイアからすべて見渡せる。傾斜がなだらかなため威圧感はなく丘のように見えるが、山頂の標高は3000m。ハレアカラを見ているだけで緊張が高まる。

 

 

  スタート地点の町パイア。かつてはサトウキビプランテーションの町として栄えた。町のすぐ裏側はビーチだ。
  日本から参加の小山治朗選手。2日前にマウイ島に到着して調整した。到着当日、レース前日と走りこんでしっかりと体をハワイの空気に慣らしてからの挑戦だ。
  いよいよ選手たちがスタート地点へ。総勢131名が今回のレースに集まった。ちょうど朝日が差し込んで、これから始まるドラマの主役たちにスポットライトを当てているよう。スタート直前まで選手たちはにこやかに談笑してリラックスした雰囲気。
  午前7時ちょうどにスタート。いつもは静かに始まるパイアの朝もこの日は選手たちへの声援が響き渡ってとてもにぎやか。少しひんやりとした空気を感じながら選手たちはハレアカラ山頂に向かって走り出した。
  標高300m付近を通過する日本から参加の木村選手。だんだんと日が昇りハワイの太陽をカラダいっぱいに受けてのライディングだ。常にマイペースを守ってクールに上っていく。スペアタイヤも用意して必ず完走できる体制にした。
  スタートからしばらくしていくつかの集団に分かれる。海をバックに透き通った空気を全身で感じながら山頂に向けて進んでいく。すばらしい天気となったこの日のライディングには思わず笑顔になってしまう。
  標高600mを過ぎるあたりからユーカリの森が現れる。木陰の中森の空気を吸いながらのライディングは格別だ。
  マウイ島在住の日本人飯田選手。ハレアカラバイクカンパニーチームのセカンドライダー。毎年ホノルルマラソンに参加し、普段はサーフィンで心肺機能を強化している。ロードバイクは初めての挑戦だがマウイを知り尽くしているだけあって余裕のライディングだ。
 

このレースは多くのボランティアによって支えられている。コース上に6ヶ所設けられたエイドステーションではスタッフが水、スポーツドリンク、バナナ、パワーバーなどのサプリメントを用意して待っていてくれる。“looking good!”
“go! go! go!”と大声で応援してくれるのでとてもうれしい。

  日本から参加の田中選手。標高2000mを越えると森林から高山植物の世界となる。マウイ島全体を雲の上から見渡せる最高の景色。自分ですべてビルドアップしたバイクとともに力強く上っていく。
  一面の草原の中をのぼっていく。ワインディングがはるか見渡せのぼりの長さを実感できる。
  火山性の岩と高山植物の中をはしる。下から雲が湧き上がるように現れ別世界のようだ。
  ゴールは巨大なクレーターのエッジにある。クレーターの内部は別の惑星のよう。
  他の選手の声援を受けて最後の力を振り絞ってゴールする小林選手。1ヶ月半前からマウイ島に滞在してトレーニングを積んできた。ロードバイクは初心者だがプロフェッショナル向けのロードバイクツアーに参加するなど十分に準備してからレースを迎えた。
  標高差3000m、56kmを走り終えた後の充実感はほかでは味わえないものだ。フィニッシュライン周辺は幸せな表情の参加選手たちであふれる。
  ゴール地点には選手たちがくつろげるテントが設置されている。ホットチョコレート、フルーツ、マフィンなども用意され使い果たしたエネルギーを山頂の最高の眺めとともに補給できる。
  参加した日本人選手たち。4名が個人参加で、3名がチーム参加。全員見事完走して山頂で記念撮影。日本では考えられないスケールのヒルクライムを完走して最高の笑顔となった。
  太陽が昇りきったハレアカラ。サトウキビ畑の向こうに見える大きな山はヒルクライム完走後はさらに美しく見える。
 
             
 
レース結果一覧  
2005年 参加者の声

氏名■小山治郎 タイム3:40:59
年齢■37
居住地■東京都新宿区
感想■景色がよくて最高でした!はじめに先頭集団についていったけど後半ペースが落ちてしまいました。勾配が一定なのでトライアスリートが多く参加しているのも納得できます。
トレーニング■2日に1回の割合で仕事前に40-60kmのライディング。2週間に一度は100-160kmのライディングをする。どちらも平地中心。高校の自転車部顧問をしているので生徒たちとの合宿も多い。
使用バイク■ピナレロ オペラ
ギア■フロント52×39/リア13-26
日本のライダーへ■一生に一度は挑戦してください!エイドステーションはあるけれど自分のお気に入りの補給食を用意しておいたほうがいいです。GPSをつけていたので標高と距離がよくわかり大変役に立ちました。

氏名■田中広一
年齢■35
居住地■福岡県福岡市
感想■ライディング中タンポポの綿毛が飛んできてしばらく一緒に走りました。道案内をしてくれているようで心が安らぎました。後半足が思うように動かなくなったのでだましだましのぼってきましたが完走できて最高の気分です!
トレーニング■耳納連山のかんかけ峠がお気に入りの練習コース。18%もの勾配もありいい練習になります。前日にキャンプして、トレーニング後は温泉とビールが欠かせません。
使用バイク■トレック1000
ギア■フロント48×34×26/リア14-25
日本のライダーへ■天気が最高でよかったです。ぜひ長い上り坂に挑戦してみてください。マウイ島にはほかにもすばらしいライディングコースがあります。ゆっくり時間をとってライディングを楽しんでください。
氏名■木村一貴
年齢■32
居住地■東京都練馬区
感想■とにかく長い。やっぱり最後がきついです。乗鞍よりも忍耐力が必要です。GPSと心拍計とをにらめっこしながらのぼっていきました。ゴール後は動けなくなったけど完走できてとてもうれしいです。
トレーニング■6月7月と1200km/月のライディング。8月はあまり走れなかった。平地中心の練習。
使用バイク■ラピエル フルカーボン
ギア■フロント52×38/リア12-27
日本のライダーへ■完走第一で走りました。スペアチューブはもちろんスペアタイヤも用意して万全の体制で望みました。ペースを守れば完走できます。ぜひ挑戦してみてください。
氏名■小林 敬和
年齢■40
居住地■神奈川県逗子市
感想■皆さんと一緒に走れたことは、一生忘れない思い出となり(いやでも忘れない!)ま た、皆さんと知り合いになれたこともハレアカラに感謝してます。是非 チームジャパン来年もパワー全開で行きましょう。
トレーニング■6週間前からマウイにてトレーニング。Go Cyclong Mauiのトレーニングツアーがとても役に立ちました。
使用バイク■トレック2000
ギア■フロント52×39×30/リア12〜25
日本のライダーへ■マウイはバイクライドには最高の場所です。空気がとてもおいしいし、車も少ない。ぜひゆっくりと時間をとってサイクルトゥザサンだけでなくマウイのライディングを楽しんでください。
氏名■飯田理子(Haleakala Bike Company team)
年齢■36
居住地■ハワイ州マウイ島
感想■チームのファーストライダーでがんばりました。ロードバイクは3日前に練習しただけでペース配分がわからず難しかったです。もう少しペース上げてもよかったかな?チームが完走できてとてもうれしいです。
トレーニング■毎年ホノルルマラソンに参加している。普段はハイキングやサーフィンなどで常に自然の中でカラダを動かしている。ロードバイクはレース前に少しトレーニングしたのみ。
使用バイク■GIANT TCRcomposite3
ギア■フロント48×34/リア12〜26
日本のライダーへ■ロードバイクははじめての挑戦だったけど完走することができました。チームでの参加なら初めての人でも楽しむことができると思います。とても楽しいイベントなのでぜひ参加してみてください。
氏名■飯田欣也(Haleakala Bike Company team)
年齢■25
居住地■ハワイ州マウイ島
感想■ロードバイクははじめての経験だったけど面白いですね。きれいな水面をカヤックでスーッと進んでいくようでとても気持ちいいです。長いのぼりだったけど完走できてよかった。来年も参加したいです。
トレーニング■ホノルルマラソンに10年以上連続で出場。妻の理子さんとマウイ島のアウトドアライフを満喫しながらのトレーニング。ロングボードでノースショアの波を楽しんでいるローカルサーファー。
使用バイク■GIANT TCRcomposite3
ギア■フロント48×34/リア12〜26
日本のライダーへ■今回は日本人の参加者が全員完走できてとてもよかった。みんなゴール後はいい顔をしていてとても気持ちよかったです。

氏名■河村健一(Haleakala Bike Company team)
年齢■33
居住地■静岡県下田市
感想■今年が2回目の参加で、今回初めて日本人チームを結成しました。マウイ島在住の飯田夫妻はロードバイクに乗るのは初めてだったけど、マウイローカルだけあってパワーがありました。完走できてうれしいです。
トレーニング■週に3-4日、MTB、ロードバイクで3時間ほどライディング。あとはヨガとサーフィンで集中力と肺活量をアップするようトレーニングしています。
使用バイク■GIANT TCRcomposite3
ギア■フロント48×34/リア12〜26
日本のライダーへ■チーム参加は面白いですよ。1人1000mアップづつなので手軽に参加できると思います。来年はぜひ女性チームをサポートしたいです。

 
             
HOME | トリップカレンダー | ご予約方法 | お問い合わせ | プロフィール | LINK